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2006年09月05日

生保業界

相談内容
よく、ニュースで逆鞘という言葉を耳にしますが、具体的にはどういう事なのですか?また、生保にはあって損保にはないとも聞きますが、それはどういう事なのですか?逆鞘についていろいろと調べてみたいのでよろしくお願いします。

回答
基本的仕組みから言いますと、保険は契約者から集めたお金を貯めとおいて、死亡や疾病といった保険事故がおきた人にお金を払います。ただ黙って貯めておくのではなくその資金を金融商品への投資、運用のよって増やすので、その増える見込みの分について集めるお金、即ち保険料を割り引いています。

その運用で得られるはずの運用率が予定利率です。
生保の資金運用は比較的リスクの少ない商品で運用します。最近の確定利率の金融商品でもっとも高い利率でも10年ものでも年利2%以下なのはご存知でしょう。そういう金利情勢の中で生保各社の運用率はほとんどの会社で2%前後です。(正確には調べていません、4月からは1,7%前後)

たとえば12年前に契約した保険の契約者は6%の運用が見込めるという予測の元に設定した保険料を今も払っています。本当は2%程度しか運用ができていないのにです。
1万円でスタートした保険料ですが、保険会社は1万5千円とか2万円くらい貰いたいのが本音ですが、契約なのでどうしようもありません。

さて入院したり死亡したりした人に保険金を払いますが、勿論この金額も契約どおりです。6%運用できる見込みだったのが2%しか運用できていない、しかし保険金は当初の予定通り払うのです。これが保険会社の「逆ざや」です。

こういうわけですから、一部の保険会社は昔の高い予定利率の契約を減らして、現状の低い利率の保険を増やしたいと考え、旧保険の転換や、買い替えのお勧め、新商品への移行を促進しようとしているようです。

運用利率の影響を受けやすい保険は生きていても支払いの生じる養老保険や、解約返戻金の多い終身保険などです。こういう保険を多く販売していたというのも破綻原因の一つとなっています。損保にないというのは間違いで、損保は短期間の掛け捨て保険が主流なのでこの現象が比較的少ないのです。例の第一火災は生保の養老保険のような保険を主力として販売していた異色の損保会社でした。

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投稿者 hikaru : 2006年09月05日 22:56

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